Processingクイックリファレンス


switch()〜case 分岐処理


 3つ以上の選択肢から1つを選ぶ処理を記述するときに使います。同じ処理をif〜elseを使って書くこともできますが、こちらのほうが分かりやすく便利でしょう。ただし、条件式には整数に変換できる型のみが使えます(byte、char、intなど)。
 switch文は式を評価してマッチするcaseへジャンプします。どのcaseにも該当しない場合は、default以下が実行されます(defaultは省略可能です)。caseの後ろのラベルやdefaultキーワードの末尾にはコロンが必要です。caseの最後にbreakがない場合、次のcase以下が続けて実行される点に注意してください。

【構文】
 switch(式) {
  case label1:
   文
  case label2:
   文
  default:
   文
 }

 次の例では、変数letterがaまたはAのとき最初のcaseが実行され、bまたはBのとき2つ目のcaseが実行されます。それ以外の文字ではdefault以下が実行されます。

char letter = 'b';

switch(letter) {
	case 'a':
	case 'A':
		println("Alpha");	// letterがbなので実行されない
		break;
	case 'b':
	case 'B':
		println("Bravo");	// 実行される
		break;
	default:
		println("None");		// どのcaseにも該当しなかったとき
		break;
}



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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