Processingクイックリファレンス


noiseDetail() ノイズの性質を設定する


 パーリンノイズの性質はオクターブ数と減衰係数という2つのパラメータを使って調整できます。デフォルトのオクターブ数は4、減衰係数は0.5です。オクターブ数を大きくすると、ノイズの変化はより細かくなります。減衰係数を大きくすると、高いオクターブの影響がより強く現れます。

【構文】
noiseDetail(octaves)
noiseDetail(octaves, falloff)
【パラメータ】
octaves ノイズ生成時のオクターブ数(int)
falloff 減衰係数(float)
【戻り値】
なし

 次のプログラムはパーリンノイズのパラメータを変えて、質感が異なる2種類のテクスチャを生成します。比較しやすいよう、マウスでテクスチャを動かすことができます。

float val;
float s = 0.02;	// スケール

void draw() {
	for (int y = 0; y < height; y++) {
		for (int x = 0; x < width/2; x++) {
			noiseDetail(3, 0.4);	// 変化のゆるやかなノイズ
			val = noise((mouseX + x) * s, (mouseY + y) * s);
			stroke(val * 255);
			point(x, y);

			noiseDetail(5, 0.6);	// 細かいノイズ
			val = noise((mouseX + x + width/2) * s, (mouseY + y) * s);
			stroke(val * 255);
			point(x + width/2, y);
		}
	}
}



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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