Processingクイックリファレンス


値の変換


 プログラムを作っていると、ある型のデータを別の型に変換したくなることがよくあります。とくに、文字から数値へ、あるいはその逆の変換が必要となるでしょう。そうした目的で使う関数をまとめました。

char()文字(1文字)に変換
str()文字列に変換
int()整数に変換
float()浮動小数点数に変換
byte()1バイトのデータに変換
boolean()0はfalseに、そのほかはtrueに変換
binary()2進数表記の文字列に変換
unbinary()2進数表記の文字列を数値に変換
hex()16進数表記の文字列に変換
unhex()16進数表記の文字列を数値に変換

 変換の例を示します。変換結果はコメントを参照してください。

int i = 65;
println(char(i));	// 'A'を表示
println(str(i));	// "65"を表示

char c = 'A';
println(int(c));	// 65を表示
println(float(c));	// 65.0を表示
println(byte(c));	// 65を表示

println(boolean(0));	// falseを表示

String s1 = "00010000";
println(unbinary(s1));  // 16(int)を表示

color c = #ffcc00;
println(hex(c, 6));  // "FFCC00"を表示(6桁に制限)



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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