Processingクイックリファレンス


スコープ


 変数の有効範囲のことをスコープといいます。そのルールはシンプルで「ブロックの中で作られた変数は、そのブロックの中でだけ有効」と説明できます。ブロックとは、波カッコ { } で囲まれた範囲のことで、たとえば、setup()のブロックは、その直後の { から } までの間を指します。setup()ブロックの中で作られた変数は、その中だけで使えます。draw()ブロックで作られた変数は、draw()の中だけで有効です。
 ただし、例外があって、setup()やdraw()の外側で宣言された変数は、どこででも有効です。setup()やdraw()の中だけでなく、あなたが作った関数の中でも使えます。このような変数を、グローバル変数といいます。

 次のコードはグローバル変数の使用例です。

int i = 12;	// iをグローバル変数として宣言し12を代入

void setup() {
	size(480, 320);
	int i = 24;	// iを局所的な変数として宣言し24を代入
	println(i);	// 24がコンソールに出力されます
}

void draw() {
	println(i);	// 12がコンソールに出力されます
}

 次の例はスコープを無視しているので、エラー(Cannon find anything named "i")となります。

void setup() {
	size(480, 320);
	int i = 24;	// iを局所的な変数として宣言し24を代入
}

void draw() {
	println(i);	// エラー! 変数iはsetup()内でのみ有効
}



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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