Processingクイックリファレンス


データ型


 Processingには多くのデータ型があります。よく使われる基本的なものを選んでまとめたのが次の表です。

名前扱うデータ値の範囲
int整数-2,147,483,648 〜 2,147,483,647
float浮動小数点数-3.40282347E+38 〜 3.40282347E+38
boolean論理値true または false
char文字(1文字)A〜z、0〜9、記号
String文字列日本語を含むあらゆる文字
colorcolor()関数を参照
PImage画像PNG、JPG、GIF
PFontVLWフォント-
PShapeSVGファイル-

 浮動小数点数(float)は小数点以下4桁くらいまで精度が保たれます。なんでも浮動小数点数で処理しようとするのは悪いアイデアで、整数(int)との使い分けが必要です。たとえば、歩数をカウントして移動距離を計算するコードを考えてみましょう。移動距離は歩幅×歩数でわかるとします。歩数をカウントするときはintを使ってください。歩幅はfloatのほうがいいでしょう。歩数のカウントを終えてから、最後に1度だけ歩幅を掛けるようにすると、最小の計算量で精度の良い答が得られます。



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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