Processingクイックリファレンス


キーボード


 キーボードに関連するシステム変数と関数をまとめます。

keyPressedキーが1つでも押されているとtrue。そうでなけれfalse
key最後に押されたキーを表す文字
keyCode最後に押されたキーのキーコード
keyTyped()キーが押されるたびに呼び出される関数 (CTRLキー等は除く)
keyPressed()キーが押されるたびに呼び出される関数
keyReleased()キーから指が離れたときに呼び出される関数

 キーコードを判定することで、カーソルキーやシフトキーのように、文字に紐付けられていないキーを扱うことができます。キーワードとしてUP、DOWN、LEFT、RIGHT、ALT、CONTROL、SHIFTが用意されています。
 次のプログラムはカーソルキーの上下で背景色を変更します。

void draw() {
}

void keyPressed() {
	if (key == CODED) {			// コード化されているキーが押された
		if (keyCode == UP) {		// キーコードを判定
			 background(255);
		} else if (keyCode == DOWN) {
			 background(0);
		}
	}
}

 TabキーやEnterキーに反応するプログラムを作りたいときは、key変数を使います。BACKSPACE、TAB、ENTER、RETURN、ESC、DELETEといったキーワードが定義されています。
 次のプログラムはTabキーと普通のキー(A)で背景色を切り替えます。

void draw() {
}

void keyPressed() {
	if (key == TAB) {					// Tabキーに反応
		background(255);
	}  else if (key == 'A' || key == 'a') {	// Aキーに反応
		background(0);
	}
}



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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