Processingクイックリファレンス


PShapeクラス ベクタ画像を扱うクラス


 ベクタ画像を格納するデータ型です。今のところProcessingはSVG (Scalable Vector Graphics)の読み込みと表示が可能です。
 ファイルの読み込みにはloadShape()関数を使います。loadShape()はInkscapeやAdobe Illustratorで作成したSVGファイルに対応していますが、完全なSVG実装ではなく、ベクタデータの処理に必要な機能を提供しています。

【フィールド】
width SVGドキュメントの幅
height SVGドキュメントの高さ

【メソッド】
isVisible() 画像が可視ならばtrue、不可視ならばfalse
setVisible() 画像の可視・不可視を設定する
disableStyle() strokeWeight等の描画属性を適用しない
enableStyle() strokeWeight等の描画属性を適用する
getChild() PShapeオブジェクトの子要素を返す
translate() 位置をずらす
rotate() 回転させる
rotateX() x軸を基準に回転させる
rotateY() y軸を基準に回転させる
rotateZ() z軸を基準に回転させる
scale() 拡大と縮小

 次のコードはPShapeを使って画像を表示する例です。loadShape()とshape()のパラメータについては、loadImage()やimage()を参考にしてください。

PShape s;
s = loadShape("bot.svg");
smooth();
shape(s, 10, 10, 80, 80);



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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