Processingクイックリファレンス


loadImage() 画像を読み込む


 PImage型として画像を読み込みます。4種類のフォーマットに対応しており、その拡張子は、.gif、.jpg、.tga、.pngのいずれかです。画像ファイルはスケッチのdataディレクトリに保存されている必要があります。通常、この関数はsetup()内で実行します。draw()内で使うと、実行スピードが遅くなるので注意してください。

【構文】
loadImage(filename)
loadImage(filename, extension)

【パラメータ】
filename 読み込むファイルの名前もしくはURL (String)
extension 画像フォーマットを表す拡張子。png、gif、jpgなど

【戻り値】
PImageまたはnull

 ファイル名の代わりにURLを指定してオンラインのファイルを読み込むことができます。セキュリティー上の制約により、ダウンロードしたスケッチは、そのスケッチが置かれていたサーバからしかファイルを取得することができません。この制約を回避するには、サインされたアプレット(signed applet)が必要です。
 正しい拡張子を持たないファイルを読み込むために、拡張子を第2パラメータとして指定することができます。
 画像の読み込みが正しく行われなかったとき、loadImage()はnullを返し、コンソールにエラーメッセージが表示されます。このエラーメッセージはプログラムを止めませんが、エラー処理を行わずにプログラムを続行するとNullPointerExceptionが発生するかもしれません。



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Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.0 Generic. (公開:2011-10-20)
このドキュメントはTakumi Funadaがprocessing.orgのリファレンスをベースに、書籍『Processingをはじめよう』のために執筆したものです。紙数の制約により、書籍の内容に関連する項目を選び、説明を簡略化しています。全機能に対するより詳しい解説が必要な場合は、processing.orgか開発環境に付属するドキュメントを参照してください。
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