Arduino 日本語リファレンス


【例】

ビット演算子ANDとORは、ポートに対するRead-Modify-Writeと呼ばれる処理によく使われます。
マイクロコントローラのポートはピンの状態を示す8ビットの数値で表されます。ポートに対して(数値を)書き込むことで、それらのピンを一度にコントロールできます。

PORTDはデジタルピン0〜7の出力の状態を参照するための組み込み定数です。あるビットが1だとすると、そのピンはHIGHです(そのピンはあらかじめpinModeでOUTPUTに設定されている必要があります)。
さて、試しにPORTD = B10001100と書き込んでみましょう。ピン2、3、7がHIGHになりましたが、ここで1つひっかかることがあります。この処理によって、Arduinoがシリアル通信に使うピン0と1の状態まで変えてしまったかもしれません。そうすると、シリアル通信に悪影響が出ます。

アルゴリズム:
・PORTDの状態を取得してコントロールしたいピンに一致するビットだけをクリア(AND演算子を使用)
・変更されたPORTDの値と新しい値を結びつける(OR演算子を使用)

次の例では、6本のピンにつながったLEDに二進数の値を表示します。

int i;     // カウンタ
int j;

void setup(){
  // ピン2から7のdirection bitをセット
  // ただし、ピン0,1には触らない(xx | 00 == xx)
  // これはピン2〜7にpinMode(pin, OUTPUT)をするのと同じ
  DDRD = DDRD | B11111100;

  Serial.begin(9600);
}

void loop(){
  for (i=0; i<64; i++){
    // ビット2〜7をクリア
    // ただし、ピン0,1には触らない(xx & 11 == xx)
    PORTD = PORTD & B00000011;

    // ピン0,1を避けるため変数をピン2〜7の位置へ左シフト
    j = (i << 2);

    // LEDが繋がっているポートの値に、新しい値を結びつける
    PORTD = PORTD | j;

    Serial.println(PORTD, BIN); // デバッグ用
    delay(100);
  }
}



[目次へ戻る]

Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License.
このドキュメントはArduino Teamにより執筆され、Takumi Funadaが翻訳し、一部加筆修正したものです
ご意見はtf at musashinodenpa.comまでお送りください [Arduino wiki]